​画家　山根 朝日　(公式ページ)

​当然、その想いはあります。
私は作品によく“女性”“ドクロ”“十字架”を描きます。女性は命を産み繋ぐ〖生〗の存在。ドクロは単純に〖死〗と更に〖永遠〗と〖絶対〗の象徴。十字架は〖祈り〗〖希望〗〖願い〗〖祝福〗などを思って描いています。
人がより良く《生きる》ためには前提として《死ぬ》という事に対して目を逸らさず真摯に深く考え、受け入れ続けなければならないと考えています。
人が《生きる》と《死ぬ》を分けずに一つの事として受け入れ日々の当たり前の日常と理解・納得し“自然”な事と気づけたなら、その人は自分を大切にし他者を深く思いやれる“尊厳”を育んでゆける事でしょう。
そうある事で人は《美徳》と《本当の正義》が芽吹き・育ち・花咲くと信じています。
それが各々の［より良く生きる］ことへのカギとなり、前進する為の扉を開くのだと思っています。
作品に“死生観”を込めるのは、私の根底にそういった想いが有るから。そして少しでもその想いを描いて見る人に伝わればと願うばかりです。
まだまだ難しく研鑽を積まなければなりませんが...。

本当はまだまだ沢山の事を考え思っているのですが、言葉にすると今はこの程度しか語れません。
絵描きなので［絵で表現しなさい］という事なのでしょう。
頑張ります◎

​　　　　　　　　　　　　　　　　Asahi Yamane